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単純な政策に飛びつく愚民がこの国を腐らせたという構図

単純明快な言葉は人の心を動かしやすい。
小難しい言葉では人の心を動かすことはできない。
わかりやすい言葉でなければ、人の心を動かすことはできないのだ。

民主主義国家における政治家は本来、国民の民意を反映してくる者が選ばれるべきであるから、政治家は全てわかりやすい言葉で語りかけ、国民が政治家を選びやすい状態で民意を反映した政治家が選ばれるべきだ。
しかし、選挙に当選することだけが目的となった職業政治家が増えるにつれ、選挙の時だけ「国民受けする甘い言葉をわかりやすく」発言する政治家が当選する。
そのような政治家は「選挙に当選するため」なら何でも言える。
国民の為に国に尽くすのが本来の政治家だが、彼らの目的は「私利私欲のために政治家になること」だから、何でも言えるのだ。
だから、当選した後には私利私欲の為なら何でもできるのだ。
現代の政治家のほとんどは平気で国民の利益を外国に売り払う、いわゆる売国奴であふれているのはそういう背景からきている。

では、有権者としてどのような政治家を選ぶべきか。
それは、その政治家が何を考えているか、何の目的で政治家になろうとしているかを知ることだ。
「あれをやります」「これをやります」という、表面上の言葉だけを信用してはならない。

例えば、国民の生活の為に「給付金を出します」とか、「税金を減らします」という政治家がいる。
しかし、それを一体何の目的でやるのか、政治思想として何をしようとしているのかを実際に聞いてみると良い。
「選挙に当選するためだけの政治家」のほとんどは、そういった単純な質問をするだけで答えが返ってこない。
つまり、「当選するための受け狙い」しか考えていないのだ。

政治というのは様々な利害調整である。
様々な事情や利害関係、状況の変化に対応して、様々な政策を打ち出して対応しなければならないのが政治家である。
だから、本物の政治家に政策方針を聞けば、必ず国を良くするための明確な目的があり、その目的を実現するための方法をあらゆる角度から語れるのだ。
しかし、大抵の政治家は「政治家になること」だけが目的なので、ただただ耳障りの良い政策を連呼するだけだ。

耳障りの良い政策を掲げるだけの、職業政治屋に投票して当選させることは、そのような政治屋を当選させた国民の責任なのだ。
そのような政治屋が当選した後、好き放題に放置して国が亡びる方向に進んでいるにも関わらず、傍観するのは国民の怠慢なのだ。

民主主義という制度で国民の権利を守るには、常に政治家を監視し続け、主張し続けるしかないのだ。
その当たり前のことをやってこなかったツケが今、われわれに回ってきており、国が滅びようとしているということに、早く多くの人が気づかなければならないのだ。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

TAG : インテリジェンス民主主義衆愚政治

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