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政権支持率は何処まで本当なんだ?

政党支持率というのは、統計による集計で算出される。
統計というのは、いくらでも操作ができる。
だから、誠実な統計分析は必ず、どのような統計を行ったかについて詳細が開示される。

統計というのは誠実さが命だ。
統計の基礎を知っているものからすれば、統計の前提となっている条件を見ればすぐにその統計結果が信頼に値するものか、どのレベルで信頼に値するかが明確にわかる。
にもかかわらず、大手メディアが「政党支持率」を報道する上で、そのような前提条件が示されたのを見たことはほとんどない。

そんな大手メディアが連日報道するのは、かの岸田政権の支持率が6割や7割という非常に高い支持率であるということだ。
岸田政権の一体、どこに評価すべき点があるのか、ということについて、下記の記事に書かせていただいたが、その状況は未だに変わらない。
岸田内閣の不支持率は95.7%という日経CNBC調査の真偽や如何に

そのようなメディアに歓迎され、先日、米バイデン大統領が来日した。
バイデンは大統領就任直後、様々な愚行を重ね、怒涛の勢いで支持率を下げた。
共和党支持者やノンポリ層(特に支持政党がない層)からのバイデン支持率は壊滅的で、民主党の支持率でさえ、3割や4割という酷い状況となった。
「くたばれ!バイデン!」の意味を表す「Let's go Brandon!」という言葉が全米で使われ、バイデンが講演する場にはほとんど人が集まらないという状況となった。
にもかかわらず、今回のバイデンの訪日に際して、多くの人々がバイデンの姿を見に、都内の様々な場所に詰めかけたという報道が大手メディアによってなされた。
これこそまさに、「インド人もびっくり」ならぬ、「アメリカ人もびっくり」だ。
バイデンのアメリカでの支持率は3割とも2割ともいわれている。
そのような状況のため、バイデンを一目見ようと人々が集まるというのは、「アメリカ人もびっくり」なのだ。
そう、「何故、日本ではバイデンがそんなに人気なんだ?」というのが一般的なアメリカ人の感想だ。

そのような大統領を一目見たいというのは、どういう人たちなのだろうか。
是非とも、その理由を聞いてみたいものである。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

TAG : インテリジェンス支持率政権支持率岸田政権支持率バイデン政権支持率

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