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無意識に新しい情報を拒絶する?!新しい情報が入ってきた時の反射的/生理的/本能的な反応に要注意!
人間という生物には生存本能というのがある。
とっさに危険なものが身の回りに近づいたときに、とっさに恐怖心などの反射的な反応をすることによって、人間は本能的に自分の声明を守るようにできているのだ。
武者震いなどは正にそれで、自分の生命を落としかねない強敵に襲われたり、危険を感じたりすると、反射的に身体が震えることで、人間は強制的に自らに危険を知らせているのだ。
これらの反応は生命を守るためにとても正しい生理反応である。
世の中が正しいことであふれかえっている状態であれば、例外的に詐欺師が現れたときに普段とおかしいと感じることで、とっさに防衛本能として働き、その詐欺師の話を信じないという反射的な反応は生存本能が正しく機能した例と言えるだろう。
だが、現代では様々な洗脳をもって、この生存本能を壊されている。
例えば、テレビや新聞、学校教育、家庭教育などで、「牛乳は体に良い。牛乳を飲むと骨が強くなり、身長が伸びる。」と昔、宣伝された。
筆者が幼少の頃は、牛乳を飲み過ぎるといつもお腹を壊していたが、「でも、体に良いものだし、頑張って飲まないと身長が伸びない」と本気で思っていたし、もちろん、家族全員がそう思っていたし、学校の先生や生徒もそう思っていたようだ。
そんな状況であったので、「実は牛乳は飲み過ぎるとお腹を壊してしまうし、骨を弱くする可能性がある」という話をはじめて聞いた時、私は栄養学の専門家でもなく、牛乳博士でもないにも関わらず、「いや、それは嘘だろう」と筆者も反射的に思ったのだ。
幸いにも筆者は「確かに自分は牛乳を飲むとすぐにお腹を壊すぞ・・・」と冷静に気づき、ようやく当初の洗脳から自分を解放した上で、牛乳の良い点、悪い点を整理し、冷静に学んだのだ。
このように、人間というのは、生存本能の存在が故に、今まで自分が当たり前だと思っていたことと異なる「新しい情報」が入ると、本能的に嘘と認識したり、場合によっては、怒りを覚えるという反射的反応をしてしまう。
「牛乳は栄養たっぷり」と思っている牛乳が大好きな人に対して、「牛乳は人間に毒だからほどほどにしないとダメですよ!」と言ったら、「嘘やろ~」と言って笑われるか、「嘘つくな!」と怒られるというのがほとんどである。
殆どの牛乳が大好きな人は、「そうか、牛乳はほどほどにしないといけないかもしれないのか」と冷静に考えることはできないのだ。
このように、人は自分にとって新しい情報、自分の中での基準と異なる情報が入ってくると、異質なものとして、本能的に拒絶するという生理反応をしてしまうのだということを認識する必要がある。
新しい情報にはもちろん、嘘情報もあるが、真実の情報もあるのだ。
しかし、何の根拠もなく新しい情報を受け入れたり、あるいは、拒絶するのは、知性のある者の行動ではない。
インテリジェンスを鍛えて、新しい情報を分析した上で受け入れる力を身に付けることをお勧めしたい。
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