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情報戦とプロパガンダは女子小学生に学ぼう

男の子たちは大抵、言葉を交わすよりも突然輪の中に入って、鬼ごっこなり、ドッチボールなり、サッカーなりの遊びに交じって仲良くなる。そこにあまり言葉は必要でなかったりする。
仲良くなるかは、遊びの中で気が合うかどうかを探りあう。
「なんかあいつ、いつもズルするから、嫌いなんだよね」となれば、自然と距離が離れていく。

一方で、女の子たちは「一緒に遊びましょう」「わたしたち、友達だよね」というように、会話から入っていくことが多い。
行動以上に会話が重要で、様々な会話が言葉巧みに行われる。
仲の良い子が別の子と仲良くしていれば嫉妬することもあるし、そんなときは嘘の情報を流して仲を引き裂いて自分のところに引き寄せることさえする。

そう、女の子は幼少期から高度な情報戦の世界に生きているのだ。


例えば、ゆみちゃんが「ともこちゃんがあなたのこと、こんな風に悪口言ってたよ」などといっていたとしよう(全国のゆみさん、ともこさん、ごめんなさい。別にあなたたちのことではありません)。
ゆみちゃんは本当のことを言っていて、ともこちゃんはあなたの悪口を言っていたのかもしれない。
しかし、もしかしたら、ゆみちゃんは嘘を言っていて、ともこちゃんはあなたの悪口など言ってはいなくて、ゆみちゃんはあなたとともこちゃんの仲を裂きたいだけかもしれない。
大抵の場合、ゆみちゃんの発言を発端に、あなたはゆみちゃんの話が真実かどうかを誰かに聞くことでゆみちゃんの発言を他の子も聞くことになるだろうし、ともこちゃん本人がゆみちゃんの発言を知ることで、ともこちゃん自身が別の話を流し始めるかもしれない。
そうなると、一体、誰のどの話が真実か、わからなくなる。

これはまさに、分断工作そのものである。
「ともこちゃんが自分の悪口を言っていた」というのは、真実なのか、嘘なのか。まさにそれを分析するのが、インテリジェンスそのものである。

情報の内容が真実か否かを判断するにあたって、多くの男性は情報をそのまま信じる傾向が強いように思う。
逆に、小学生のときに上記のような経験を積んできた女性は情報をそのまま信じずに真偽を確かめる傾向が強いように思う。
この場合の情報には、「目の前の人が真実を話しているか、本当に自分の味方かどうか」ということも含まれる。
全ての情報や事実は、情報戦にさらされていて、プロパガンダかもしれない。

目の前の人が、実は裏で自分の悪口を言いふらしているかもしれませんよ!
そんなときは、女子小学生に学ぼう。

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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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