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いかに中国製、中国ビジネスに偽物が多いか

世界では、人に騙されたりした場合、騙す人間が悪い以上に、騙された者が悪いと考える。
世の中には、人を騙そうという人間がたくさんいて、そういった悪事を働こうとする人間が数多くいることが常識の世界なのだ。
この感覚は、日本の中で、日本人としか接して来なかったお花畑日本人には、なかなか理解ができないことだろう。

これは世界中のどこの国でも当てはまる話なのだが、これは特に中国で当てはまり、しかも、現在も多くの日本人が騙され続け、権利を侵害され続けている。
しかも、多くの日本人がそのことに気づいておらず、簡単に騙され続けているのが現実なのである。

筆者がかれこれ20年ほど前に経験した実話を紹介しよう。
金融業界で働いている筆者が当時、中国の株式指数を計算する大手と共同ビジネスを行うことを検討していた時の話だ。
株式指数とは、日本では日経平均株価やTOPIXなどが有名で、いわゆる「市場平均株価」として、株式市場の動きを表すものとして、絶大な信頼がおかれているものだ。

当時、筆者が関わったのは、中国株の株式指数の中でも、ある有名な株式指数を計算する企業であり、多くの世界中の投資家がその指数を利用している状況であった。
当時、共同ビジネスとして様々なビジネスを、その中国企業と模索したのだが、同社の製品があまりにもひどく、株式指数を計算する株価の半分以上がでたらめな数字が入っていたことに筆者は驚いた。
共同でビジネスをするために、同社の企業体制の是正などを行ったのだが、それを進めれば進めるほど、ずさんさが露呈する有様であった。
掘れば掘るほど、どこを掘ってもゴミしか出てこなかったような状況だ。

株式指数と言えば、個人を含む、多くの投資家に影響を与えるものであり、金融当局の関心もとても高いものであるが、それがとんでもなくずさんな管理のまま放置され、垂れ流されている現実を知った。

結局は同社との共同ビジネスの立ち上げは破談になったのであるが、一貫して同社は日本企業からノウハウや情報を盗むことばかりを工作しているようであったし、金の話のときはニコニコし、同社の不正の話になると、途端に顔色を変え、逆切れする始末であった。

この話は一例だが、筆者が関わった中国人や中国企業とのビジネスは、殆ど性格を同じにしている。
現在も、多くの日本人や日本企業に人当たりの良い笑顔で近づいてくる中国人や中国企業は後を絶たない。

日本の政府や企業などは、そういったリスクをきちっと管理できているのだろうか。
騙されて財産や文化、大切な人を失ってからでは遅いのだ。

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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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