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大切なものの存在に失ってから気付くなんて情けなくないか?

日本人はおとなしい。
よほどのことがないと主張はせず、世界一言うことを行く民族であり、奴隷化するには最も適していると言われている。

戦後の政治家はアメリカ派閥かソ連派閥で別れ、どちらの外国の国益に合う政策を行うかだけが国会で争われ、日本人の国益を主張する政治家なんていなかったのが現状だ。
今はそれが、アメリカか中国かその他の外国かという状況だ。
小利口な日本人はいつまで黙っているのか。

私事で恐縮だが、先日、私の友人が亡くなった。
死ぬには早過ぎる年齢で、最後にあったのは一週間前で、その日もいつも通りピンピンしていた。
彼は本当に凄い人で、何かの原因で彼と会えなくなる日がいつかは来るから、一日でも早く彼から多くを学びたいと思っていた。
そんな彼が、突然予告もなくこの世を去った。

健康な彼が突然亡くなってしまったのと同じように、日本では今、多くの人が急死している。
未だに多くの人は、その問題を直視せず、何の疑いも持つこともなく過ごしている。

ある行動を選択するということは、何でもないようなことに見えても、とても重大な決断になることだってあるのだ。
面倒くさいから考えない、自分の問題としては考えない、全部他人任せにして、不利益を認識した時だけ被害者ぶる。
筆者にとっては、反コロナワクチンの人の多くは、「ただコロナワクチンに反対しているだけ」の人のようにしか見えない。
中には立派な人もいる。だが、ワクチン反対と言ってる者の多くは、「ただこの問題にだけ反対派に回れた」だけであり、賛成している多数の者と深層心理は変わらない。
どちらもただ自分が正しいと思ったものに対して、特に深く考えるでもなく、ご都合主義で、大衆にすがり、優越感に浸るだけで、世の中の本質に向き合う気はないのだ。

この記事に多くの人が共感してくれることを願うとともに、あなたの周りの大切な人を失う前に、世の中にあるたくさんの問題に立ち向かい、後悔することのない生き方をしてほしいと、切に願う。

追伸:若くなくなってしまったKさん。あなたの残してくれたもの、あなたとの思い出、あなたが教えてくれた数々の事を決して忘れません。今まで本当にありがとうございました。
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世界が台湾を助けると自らの首を絞めるという構図

台湾というのは自分の宣伝がとても上手な国だ。
中国に狙われているいじめられっ子だから、世界中のみんなで助けてあげないといけない状態のように認識されている。
これは正に、台湾という国がプロパガンダという情報戦に長けたゆえの成果である。
実際の台湾の実態は下記を読んで頂きたい。
台湾という国をあなたは知っているか?

フレネミーという言葉をご存じだろうか。
フレンド(友達)+エネミー(敵)が融合した言葉であり、友達の顔をして近づいてきて、友達として自分の近くにいて、友達として接するのだが、実は自分の敵であるという人の事である。

フレネミーの存在にピンとこない殿方の為に、具体例で説明したいと思う。
大抵の男の子同士の関係は、明確な好きか嫌いかによって判断され、仲が悪いクラスメイトが居ると、男の子の場合は「お前の事、気に食わないんだよ!」と殴り合いの喧嘩に発展したりする。
殴り合いの喧嘩にならない場合は、不仲が続くことが多いが、逆に殴り合いの喧嘩になると男の子の世界ではお互いを認め合って仲良くなることも少なくない。
スラムダンクの桜木花道と宮城リョータが犬猿の仲だったにも関わらず、ある事件をきっかけに親友になるような感じだ。

一方、フレネミーは女の子同士の関係に多い。
フレネミーはあなたにとても親しみをもって近づいてくる。
「一緒に遊ぼ♪」「一緒に帰ろ♪」「〇〇ちゃんのこと、好きだからね♪」「〇〇ちゃんも、私のこと、好き?」と、仲良し女子友達である。
しかし、フレネミーはあなたの前以外では、あなたの悪口を吹聴している。
あなたから得られるものは全て得るが、裏ではあなたの不利益となることばかりをしている。
ある時、別の友達から、フレネミーの悪い噂を聞くかもしれないが、逆にあなたはその忠告をくれた友達の事の方が信じられないくらいだ。
かくして、親切な友達の忠告を聞かず、フレネミーの罠にかかり続け、気付いた時には、取り返しのつかない状況になっていた、そんな感じだ。

台湾という国は狡猾である。
「中国から狙われているかわいそうな台湾なんです!だから助けてください!」と言って、弱者台湾を装って、経済援助や軍事援助を世界中にお願いする。
その援助をせっせと中国に流し、中国は世界から経済的・軍事的に孤立していても、常に経済援助を受けられるし、世界最高水準の軍事援助を受けることができる。
日本も例に漏れず、台湾を助けたり、台湾と様々な取引をするが、台湾に送られたいろんな最先端の素材や技術は中国や北朝鮮でミサイルや兵器となって日本に向けられるのである。

中国の対日本に対する軍事力が強化されることを喜ぶ日本人はいないだろう。
北朝鮮が日本に向けて打たれるミサイル技術が上がることを喜ぶ日本人はいないだろう。
だが、それらを助けているのは正に、日本人自身でもあるのだ。

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台湾という国をあなたは知っているか?

世界には様々な国がある。
どのような特徴をもって語るかについては議論があるが、例えば、民主主義国家もあれば、独裁主義国家もある。

憲法によって厳格に人権保障がされている民主主義国家もあれば、オーストラリアやカナダなどのように、コロナ騒ぎに乗じて、民主主義とは全く言えない独裁主義国家で表の顔を表したにも関わらず、自称では「民主主義国家」ぶっている国も存在する。

ここで、ある国を想定してみよう。
表面上は民主主義国家を唄いながら、政権与党の批判をすることは一切許されず、政権与党を批判する全てのメディアは弾圧され、政権与党を賛美する報道だけがなされる。
国家元首を批判することは国家反逆罪に値し、事実、その独裁っぷりを指摘した者は、詐欺罪などの罪に問われ、指名手配され、その指摘した者が生き延びるためには他国へ亡命しなければならない。
その国の国家元首は永久に独裁的地位を得るため、憲法改正によって永久皇帝と言えるような国家元首の座を得ようとしている。
仮に今、この国をX国としておこう。

では、台湾という国はどんな国だろうか?
なお、台湾は厳密には国家認定されていないが、敢えてここは話をしやすくするために、「国」とさせていただきたい。

日本人の多くの台湾という国の認識は以下の通りではないだろうか。
台湾という国は、民主主義国家であり、とても親日の国である。
中国という領土覇権国家に隣接しており、その領土を中国に狙われている小国である。
とても良い国である台湾を国際的に助けなければならず、日本も台湾の独立や中国の覇権拡大から守らなければならない。

果たしてそうだろうか?

台湾という国は、第一次世界大戦後の台湾併合から第二次世界大戦まで日本が統治したこともあり、台湾は日本の一部であった時期があり、日本が台湾を自国以上に大切にして投資して近代化したことから、親日の台湾人がとても増えたことは確かだ。
しかし、第二次世界大戦後、台湾には中国大陸から中国共産党に敗れた中国国民党軍が押し寄せ、実質的に中国国民党が台湾の支配者層となった。

台湾総統の李登輝時代には、第二次世界大戦前から台湾に住んでいた、いわゆる内省人を中心とした統治が行われていたようだが、それ以外の時代はほぼ中国大陸から来たいわゆる外省人が台湾を支配しているのが実態である。
外省人はほとんど中国人であり、外省人による支配はほぼ中国共産党による支配であると言って間違いない。

日本に友好的な台湾人は確かに多い。
台湾に好意的な日本人も確かに多い。
しかし、台湾という国の実態は実は、先ほどのX国なのである。
信じられない人は、是非台湾に行って、その真実を確かめてみてほしい。

台湾という国はX国であるのが現実であるにも関わらず、先ほど指摘したような親日国と思って接すると、とんでもないことになるという話はまた別の機会にしたいと思う。

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武道の文化の破壊によって日本企業の強さが失われた

日本には古来より、武道に親しむことによって己の精神性を鍛える文化があった。
武道の稽古はいつも自分の精神を磨くためであり、現代スポーツのように、誰かと競争して勝つことに主眼を置かれてはいなかった。

武道の存在なのか、武士道への理解が文化としてあったためなのか、様々な複合要因はあったと思うが、日本社会はとても精神性が高く、それが国としての強さとなっていたように思う。

下の者は上の者を敬い、上の者は下の者への敬意を忘れなかった。
上に立つ者は上に立つ者が有すべき帝王学を大切にし、権力を手にするが故の自制心を上の者が暴走しても、下の者は命を懸けて上の者へ物申すことで、世の乱れに対する自助作用がある程度あったように思う。

もちろん、そのような状態でなかったこともあっただろう。
自国の文化を美化しすぎるつもりはない。

だが、戦後の焼け野原を立て直した世代にはまだ、戦前の精神が残っていたからだと思うが、戦前の精神文化や教育を受けた人たちを見ていると、武士道精神が残っているように感じる。
一方で、戦後生まれ以降の人々は、戦後の自虐史観教育を受け、一般には武道が禁止された時代しか経験していないためか、武士道精神によって一本筋が通った人を見ることはほとんどない。

そのためか、戦後生まれの人の多くはまさに「今だけ、金だけ、自分だけ」の人が多く、上の立場になったら私利私欲のためだけに権力を使い、自己顕示欲を満たすために下の者を蹴落とすのも厭わないというありさまだ。
下の者は下の者で、長いものに巻かれるばかりで、上の者の不正を皆で黙認する。異議を申す者が現れても、野次馬のように見物するだけだ。

こんな状況では、社会も組織も自浄作用がなくなるのも当然だ。
戦後、GHQによって武道が禁止され、その後解禁されたものの、その時にはもう時は既に遅かったのだろう。
人々は人と競い合ってすぐに結果の出るスポーツにばかり精を出すようになった。

日本の武道の中心の剣道は、西洋スポーツの権化のようなものとなり、武士道精神のかけらもなくなってしまったように思う。
つまり、主な武道をたしなんでも、殆どは他人との競い合いによる勝ち負けを求めるものになってしまうという始末だ。

これがいわゆる、GHQの占領政策の呪いなのか、単に日本人が捨ててしまった精神性なのか。
日本人が武士道を取り戻したければ、自らの意思で取り戻せるはずである。
筆者はそれを切に願うばかりなのである。

今日も筆者の会社で上の者同士が責任の擦り付け合いを行い、その醜い争いを普通の顔をしてみている下の者たちがいるという風景を見て、ため息が出る今日この頃である。

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2022年3月26日開催ジョージア州コマースでのドナルド・トランプ演説

2022年3月26日に45代米国大統領のドナルド・トランプがジョージア州のコマースで演説を行った。

トランプ氏は現在も精力的に演説を続けており、米国で根強い支持を得ている。
現在、アメリカはバイデン政権を中心としたリベラル派に国を破壊されており、それと戦うトランプを支持する保守派によって強い支持を得ているのだ。
アメリカにおける保守派の戦いは、日本にも通じるため、今回の演説の概要についても簡単にお伝えしたい。

なお、ジョージア州はもともと赤い州、レッドステートと呼ばれており、トランプ氏の共和党が強い州である。
しかし、2020年の不正選挙では、他のどの州よりもえげつないレベルでの不正が行われたのに加え、州知事をはじめとして、RINOと呼ばれる、トランプ氏を裏切った共和党員が多くいたため、トランプ支持者にとってジョージア州はとても重要な州であることを指摘しておく。

今回の演説で特に強調された部分を中心に記載させていただく。
重なる部分、彼が常に発信するメッセージについては、下記の記事を参照されたい。
2022年3月12日開催サウス・カロライナでのドナルド・トランプ演説
米国の現状についての分析


「ジョージア州は不正選挙をかなりやられた。
ジョージアはもともと、レッドステートだったが、めちゃくちゃに不正されたのだ。
特にRINOの存在が大きかった。

ジョージア州は不正選挙を裁判所に訴えたのに、州知事もRINOであり、全く受け付けてくれなかった!
ジョージアの立て直しには、RINOの一掃が不可欠だ。

不正選挙により、ジョージア、ペンシルベニア、ウィスコンシンなどでは投票率が100%になったのだ。
投票率が100%なんてありえないだろう!
中身を調査すると、認知能力がなくて投票できない人や、既に死んでしまった人、既に引越ししていなくなった人が何通も投票していたことが明らかになっているのだ。
そんなひどい状況なのに、多くの州知事は選挙の調査を拒否したんだ!

今日もCNNが取材に来ているな。
でも奴らはこの大勢の観衆を決して映そうとはしないんだ!
※トランプ氏は毎回の演説で、スタジアムの端の方までいる観衆を見渡して、必ずジョークを言う。

ウクライナで戦争が起こってしまった。
これを見てみな、学んだだろう。軍隊がいかに重要で、軍隊を強くしないと世界が無秩序になるのだ。
※トランプ政権では戦争がなかった。

バイデン大統領の息子、ハンター・バイデンのウクライナ汚職は疑惑ではなくなり、ようやく認められた!
ウクライナ企業ブリスマから当初の300万ドルに加え、毎月84,000ドルをハンターは受け取っているんだ!

アメリカ国内は本当にひどくなっただろう?
インフレ率、警察の解体、国境の破壊・・・国民の生活は本当に苦しいものにされてしまった。
アメリカは現在、100か国以上の国から麻薬の売人が入国してきていて、平和な赤い州さえ、民主党優勢の青い州に変えられようとしている。

早くわれわれはホワイトハウスを取り戻して、ワシントンをきれいにしないと、この国はアメリカではなくなってしまう!

我々はアメリカを再び、パワフルに、豊かに、強く、誇り高く、安全な国にする。
我々はアメリカを再び偉大な国にしよう!(We make America Great Again!=MAGA)」

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いじめやパワハラに苦しむきみたちへ

「いじめは良くない」という人は多い。
そりゃそうだ。これを否定すると「いじめは良い」ということになり、これを肯定する人はいないだろう。
だが、なぜいじめはなくならないか。
この問題に真剣に立ち向かう大人たちがほとんどいないことも、この問題が無くならない要因だろう。

そもそも人間は「自分より弱者をいじめて優越感を抱いて満足したい」生き物なのである。
そのような小欲を超えて成長した者は、弱者をいじめても何も満たされることはないことに気づく。
しかし、小さな世界にとどまり、それ以上の成長をしない者は身近な弱者をいじめて、自分が上の立場にいることに優越感を感じて自分の存在意義を確認しているのだ。
最近では、部下や同僚を潰すことで優越感を感じる「クラッシャー上司」という存在も認識されている。

おわかりだろうか?
今、いじめやパワハラに苦しんでいるきみの加害者は、きみを獲物にして、小さな満足感を味わうことしかできない、とても器の小さい人間なのだ。

いじめやパワハラを受けている今、きみはとても苦しいだろう。
ただ、必ず覚えておいてほしいのは、きみが加害者よりも劣っているからではないということだ。
きみはいじめやパワハラの被害にあうに値する人間だからではない。ただ加害者の器が小さすぎるだけなのだ。

そして、今のその環境に無理にしがみついて苦しみ、病み、命を絶つような道を選んではいけない。
人生にはいろんな道がある。

筆者もこれまで、散々いじめやパワハラにあった。
何のスキルもなく、対抗できるすべもなかった筆者だったが、世の中には必ず救いの手を差し伸べてくれる人が居る。
だから、救いの手を探し、救いの手に頼り、スキルを付けて強くなるのだ。
十分に強くなれば、いじめを受ける可能性が格段に減るし、強くありさえすれば、いじめを受けても簡単に反撃できるのだ。

人はどんな特性があるかわからない。
筆者は仕事柄、いろんな人と出会ったが、特技のない人などいなかった。
ただ、「今は芽が出ていない」人がたくさんいただけで、それを伸ばしてあげれば皆、立派に成長していった。
自分の特技がわからない、何の芽も出ないと悩む人も多いかと思う。
しかし、自分の可能性を自分自身が信じてあげて成長を見守ってあげれば、必ず芽が出ることを筆者は断言したいと思う。
(悩める読者が居たら、ご遠慮なくご連絡ください)

あきらめたら、そこで試合終了。だが、あきらめなければ試合は終わらない。
人生は何があるかわからない。
あきらめなければ、信じられないくらい素晴らしい景色が見えてくるものなのだ。

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無意識に新しい情報を拒絶する?!新しい情報が入ってきた時の反射的/生理的/本能的な反応に要注意!

人間という生物には生存本能というのがある。
とっさに危険なものが身の回りに近づいたときに、とっさに恐怖心などの反射的な反応をすることによって、人間は本能的に自分の声明を守るようにできているのだ。

武者震いなどは正にそれで、自分の生命を落としかねない強敵に襲われたり、危険を感じたりすると、反射的に身体が震えることで、人間は強制的に自らに危険を知らせているのだ。

これらの反応は生命を守るためにとても正しい生理反応である。
世の中が正しいことであふれかえっている状態であれば、例外的に詐欺師が現れたときに普段とおかしいと感じることで、とっさに防衛本能として働き、その詐欺師の話を信じないという反射的な反応は生存本能が正しく機能した例と言えるだろう。

だが、現代では様々な洗脳をもって、この生存本能を壊されている。
例えば、テレビや新聞、学校教育、家庭教育などで、「牛乳は体に良い。牛乳を飲むと骨が強くなり、身長が伸びる。」と昔、宣伝された。
筆者が幼少の頃は、牛乳を飲み過ぎるといつもお腹を壊していたが、「でも、体に良いものだし、頑張って飲まないと身長が伸びない」と本気で思っていたし、もちろん、家族全員がそう思っていたし、学校の先生や生徒もそう思っていたようだ。
そんな状況であったので、「実は牛乳は飲み過ぎるとお腹を壊してしまうし、骨を弱くする可能性がある」という話をはじめて聞いた時、私は栄養学の専門家でもなく、牛乳博士でもないにも関わらず、「いや、それは嘘だろう」と筆者も反射的に思ったのだ。

幸いにも筆者は「確かに自分は牛乳を飲むとすぐにお腹を壊すぞ・・・」と冷静に気づき、ようやく当初の洗脳から自分を解放した上で、牛乳の良い点、悪い点を整理し、冷静に学んだのだ。

このように、人間というのは、生存本能の存在が故に、今まで自分が当たり前だと思っていたことと異なる「新しい情報」が入ると、本能的に嘘と認識したり、場合によっては、怒りを覚えるという反射的反応をしてしまう。

「牛乳は栄養たっぷり」と思っている牛乳が大好きな人に対して、「牛乳は人間に毒だからほどほどにしないとダメですよ!」と言ったら、「嘘やろ~」と言って笑われるか、「嘘つくな!」と怒られるというのがほとんどである。
殆どの牛乳が大好きな人は、「そうか、牛乳はほどほどにしないといけないかもしれないのか」と冷静に考えることはできないのだ。

このように、人は自分にとって新しい情報、自分の中での基準と異なる情報が入ってくると、異質なものとして、本能的に拒絶するという生理反応をしてしまうのだということを認識する必要がある。
新しい情報にはもちろん、嘘情報もあるが、真実の情報もあるのだ。
しかし、何の根拠もなく新しい情報を受け入れたり、あるいは、拒絶するのは、知性のある者の行動ではない。
インテリジェンスを鍛えて、新しい情報を分析した上で受け入れる力を身に付けることをお勧めしたい。

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ゼレンスキーの演説に感化された人たちに対して思うこと

先月より続くウクライナ危機だが、ウクライナのゼレンスキー大統領はウクライナに見方をして対ロシア制裁に賛成してくれる国に対して、ビデオ通話という形で各国に演説して回っているようだ。

先日はそれがアメリカで行われ、「リメンバー・パールハーバー」という言葉を使った真珠湾攻撃を持ち出し、多くの日本人をしらけさせてくれた。
しかし、そのおかげでむしろ、日本としては冷静になれるのかもと、密かな期待を筆者は抱いたのだが、その期待は脆くも砕かれた。

ゼレンスキーの演説を聞いて、「ウクライナという国を守る気概を感じた。我々はウクライナと共にある!」などと言ったような、政治家や言論人であふれかえった。
そして、相変わらずメディアはウクライナを持ち上げる一方方向の報道だ。

改めてウクライナについて簡単に整理すると、現ウクライナ政権はアゾフ大隊というネオナチ過激私兵によって後押しされたクーデター政権の後にできた政権だ。
ゼレンスキーという男は、クーデター政権に対して「腐敗した政治を終わらせる。ミンスク合意(ウクライナ内戦に関してロシアと停戦する合意)を締結させて内戦を終わらせる」と公約して7割の支持率で大統領に就任したにも関わらず、就任した途端、腐敗政治を容認し、今まで以上に国内の言論弾圧を加速させ、まとまりかけていたミンスク合意も蹴って、支持率を3割まで低下させた。
挙句の果てに、ゼレンスキー政権に不満の強いウクライナ東部で自国民を抑えるために虐殺を行ったのがゼレンスキーなのである。

戦争というのは、戦争中にはどのような駆け引きや行動が行われているか、正確に把握するのが困難である。
第二次世界大戦に関することですら、80年近く経った今、ようやくわかってきたこともあるくらいなのだ。
だから、今のウクライナ危機がどのような状況にあるのかを分析するのは非常に難しい。

ロシアという国は、広大な領地に様々な民族を抱え、複雑な国境を有していることもあり、統治がとても難しい国である。
そのロシアという国で、プーチン大統領は独裁的な政治体制をとっており、言論弾圧もあるが、自国の天然資源などの資産を国際金融資本から守ろうとする信念は一貫している。
自国の資源や技術を簡単に外国に売りさばく売国活動に熱心な、どこかの国の政治家や官僚には、少しはプーチンを見習ってほしいと思うくらいである。

筆者の印象では、プーチンは昔気質の極道のドンである一方、ゼレンスキーはポッと出の極道のドンに見える。
ゼレンスキーは、自分のやり方を押し付けるため、組の者を見せしめに殺すことも辞さない、義理も人情もないドンである。
二人のヤクザ組織の島の問題を解決するため、双方が交渉のテーブルにつき、一本筋の通ったプーチンに対して、譲歩ができないゼレンスキーが交渉のテーブルを蹴って今に至るように見える。
そんな極道のゼレンスキーの演説を聞いて感化された政治家や言論人はまるで、「極道の妻たち」か何かのヤクザ映画を見て感化された流されやすい人のように見える。

世界には様々な国があり、独裁的な国とは付き合わないといったようなことはできないのだ。
特に、ロシアには天然資源、特にエネルギー資源が豊富なこともあり、日本にとってロシアとの国交はとても重要である。
ロシア制裁に参加することで受ける日本の不利益も十分に考えて、国の舵取りをするのが政治家の仕事のはずだ。
日本は先の大戦で、エネルギー危機が戦争をした大きな要因であることから、エネルギー問題については慎重に考えなければならないはずだ。
「ヤクザ映画に感動したからウクライナに協力します」といったような舵取りはやめていただきたい。

そして、「国を守る気概」に感動したのであれば、「とっとと日本の国防について、自力で国を平和に安全に守れるようにしてください」と筆者は切に思うのであった。

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現代は情報戦という戦争の最中にあることをまず認識しよう

新聞やテレビというものが登場した時、そもそもそれらは政府の政策に賛成する世論を作るために作られた。

サブリミナル効果というのをご存じだろうか?
人は何十回、何百回、同じことを聞くと、あたかもそれが真実だと思ってしまう。
サブリミナル効果はあらゆる場面で効果が報告されており、例えば戦争の捕虜に対して、やってもいないことをやったと認めろと拷問を続けると、拷問を受け続けた捕虜は頭の中ではやっていないとわかっていても、その後、「自分はやったんだ」と言ってしまうという報告がなされている。

大東亜戦争の時も、国民は反戦ムード一色であったにも関わらず、連日新聞が戦争を煽ったおかげで、徐々に戦争に賛成する世論ができたことはよくご存じだろう。

本来、我々は世の中の出来事を知るために新聞やテレビなどを見るため、新聞やテレビには公平な視点で情報提供がなされることを望む。
世の中の様々な問題に対して、Aという考え方、Bという考え方、その他さまざまな考え方があり、それを提示した上で、「あなたはどう考えますか?」と言ったような報道を我々は期待しているはずである。
にもかかわらず、実際の報道は、一方方向の結論ありきの報道ばかりである。
コロナワクチンは打て打てどんどんであり、ウクライナ危機はプーチンが悪いの一色である。

この世界には、絶対的に一方が正しくて一方が間違っているということはあり得ない。
それがあるとすれば、基礎科学のみであり、例えば、「1+1=2」であり、「2」以外の答えは基本的に間違いだ。
しかし、この世の事項は基礎科学以外のものがほとんどである。
AさんとBさんが喧嘩したとき、AさんにはAさんなりの理由があり、Bさんにも理由があり、Aさんのみが正しくて、Bさんは絶対的に間違っていることなど、ほぼないのだ。

筆者は新聞やテレビが、一方の論調のみを断定した報道を流している時には、反対の論調、立場の情報をとるようにしている。
これを比較し、歴史的な背景や、金の流れなどで判断するのがインテリジェンスである。
そんな時にとても役に立つのが、あらゆる分野における基礎知識である。

基礎知識がなければ、根がないため、少し違う意見を言われた時に、それに飛びつくようになってしまう。
そうすると、永遠に情報を取得して、新しい情報が出ると、信念なく信じてしまうようになる。それでは、新興宗教に簡単に騙されてしまう人間と同じだ。

新型コロナウイルスが蔓延した際に、メディアが「コロナワクチン」を一方的に推す一方で、「イベルメクチン」を推す者が多く現れた。
筆者はコロナワクチンの話が出たときは、「そもそもワクチンはダメでしょう」と思ったし、コロナワクチンの説明書を見てからも、「この遺伝子組み換えワクチンはヤバい」と確信した。
その一方で、「イベルメクチンは寄生虫の薬であり、何故、新型コロナウイルスというウイルスを撃退するのに、寄生虫の薬を使うのだ?」と疑問視した。
イベルメクチンは健康に害が少なく、良い治療薬だと言われているが、そもそも新型コロナウイルスは、「風邪系」のウイルスであり、未だに風邪を治す薬は開発に成功していないのである。イベルメクチンを飲んで「治った」と思った人たちは、単にイベルメクチンという新型コロナウイルス対策とは関係のない薬を飲んで、単に自分の自然免疫で直しただけであろうというのが、筆者の考えである。

「風邪系」の薬が存在しないため、風邪薬でもイベルメクチンでもワクチンでもなんでも、何かに頼りたくなる気持ちはわかる。
しかし、この分野の話で言えば、「風邪薬は未だ存在しない」のが大原則なのであり、自己免疫で治すしかないのだ。

このように、どんな分野でも常に大原則を大切にして、それをベースにして情報を精査するのが筆者が考える知性の在り方であり、インテリジェンスなのである。

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誰かが言ったことをそのまま信じるなんていうのは、小学生以下だ

小学生の頃、友達と言い争いの喧嘩をしたときに必ずと言って良いほど、「〇〇ちゃんが言ってたもん!」「先生が言ってたもん!」「みんな言ってたもん!」という、反論をよく耳にした。

〇〇ちゃんが正しいと、何故わかるのだ?
先生が言ったことは全て正しいなんて、誰が決めたんだ?
みんなが言っていたって、その「みんな」とは誰のことだ?それに、仮にその「みんな」という大勢が言ったら正しいのか?「みんな」で間違うことはないのか?

本来であれば、それぞれの発言内容が妥当かどうか、真実である可能性が高そうか、などをもとに、その他の情報や証拠などと突き合わせて、情報が真実かどうかを判断するのがインテリジェンスだ。
ただ、「誰かが言ったから、正しいと信じる」のは、小学生以下だ。
いや、小学生にも失礼かもしれない。

だが、テレビや新聞を見ていると、この基本的な法則さえ守られていない。
専門家が言ったから正しい、権威が断言したから正しい、有名人が言ったから正しい。
誰かが言っていたから、自分では何も判断をせず、思考停止する。
小学生から成長していないのだろうか?

そもそも、権威が言ったことがすべて正しかったことなど、歴史上あっただろうか?
権威である国王や皇帝、政治家、官僚などが市民を騙し続けてきた歴史の上に、我々は生きているのだ。
専門家はあらゆることについて、本当に専門的知識を持っているのか?ただ教科書を丸暗記したような奴ではないのか?利益相反関係のある発言だったらどうするのだ?
※利益相反については、下記の記事を参照されたい。
https://kagadazugudu.fc2.net/blog-entry-13.html


知性のある人間なら、何か情報を得たら、とりあえずそれをそのまま鵜呑みにするのではなく、正しいかどうか、判断する。
それがインテリジェンスだ。
マスコミなどに登場する専門家は基本的に、その専門分野に関して利益相反関係にあることが多いのだから、なおさらそのまま信じることには注意が必要なのだ。
それが、自分や自分の大切な家族の生命や身体、財産に致命的なダメージを与えるようなものであったら、どうするのだ?

世の中は善人ばかりではない。
誰だって嘘をつくし、たとえ嘘をついていなくて、自分にとっては、鵜呑みにすると危険な情報だってあるのだ。
自分自身や大切な人たちを守るためにも、インテリジェンスを鍛えるしか、方法はないのだ。

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